あいのりの、シーズン2でキルギスを訪れたメンバー。
キルギスでは、”誘拐婚”によって結婚した夫婦が登場しました。
実際の誘拐結婚の様子も流れたのですが、トラウマレベルの映像でした。
あいのりでキルギスの誘拐結婚が取り上げられる
誘拐結婚はキルギスの悪しき慣習です。
キルギス語でアラ・カチューといいます。
誘拐結婚で結婚したという夫婦が登場しました。

一見仲が良さそうな、幸せそうな家族です…
食事中も夫が奥さんの手をずっと握っていました。
奥さんは誘拐されたことについて、
「会ったこともない人と結婚するなんて、怖いと思いました」
奥さんは幸せですか?と聞かれ、
「誘拐された時はびっくりしたけど、今はとっても幸せよ。」
と語っていました。
世界から見ると理解しがたいこの誘拐結婚ができた理由について、専門家は。
ソ連崩壊後にキルギス経済が悪化、結婚するお金がない男性が増えた。
そんな男性が女性の人権を無視し、誘拐後強引に結婚するようになった。
と言っていました。
なお、誘拐結婚はキルギス国内でも問題になり、1994年に合意のない結婚は禁止されているようですが、今でも一部の地域で行われているのが現実、とされていました。
あいのり、誘拐婚に思うこと
あいのりは恋愛番組ですが、世界各国を回るので、その国独特の文化をメンバーが体験するシーンが良く流れます。
海外の素敵な風景や観光地だけでも良いような気がしますが、社会問題を取り上げたり、過激なシーンを取り上げることが多いです。
手術シーンや、動物の解体シーンも流していたり。
貧困から抜け出すために、売春宿に行きたいと願うインド?の少女が出てきたこともありました。
それで、今回は誘拐婚だったわけですが。
本当に怖かったです。トラウマ級。
ネットフリックスだからってなんでも流してよいのか??という。
実際の誘拐婚の映像が流れたわけですが、誘拐された女性の嫌がり方は尋常ではなかった。
襲われる時の女性の反応でした。
取材先の奥さんも、「今は幸せ」と言っていたけれど、子供もできているならそういうしかないでしょう。
18歳くらいで誘拐されて結婚なんて。
心は18の時に置き去りにされたままなんじゃないかと。
誘拐婚の説得なんて、どういう心境でやってるのか?
女から女への暴力だと思います。
自分がされたら?というような共感とかないのか?と憤りを感じました。
他の誘拐婚を取材した記事に、誘拐婚された花嫁の言葉が記載されていました。
「なぜ逃げなかったのか?」という問いについて。
「結婚は早すぎたと思います。でも、キルギスの女性にとって、いったん男性の家に入った後に、そこから出るのは恥ずかしいことなんです。高齢の女性にも説得されました。高齢の女性を敬うのはキルギスの伝統です。結婚を拒否して実家に帰ると、両親に恥をかかせてしまうので、あきらめて結婚を受け入れました」
https://style.nikkei.com/article/DGXNASFK0901Q_Z00C14A7000000/
高齢の女性を敬うって。
自分の尊厳と比べた時にそちらが勝ってしまうのか。
文化が女性の心を縛り付けているように感じました。
キルギス人は日本人と顔つきが似ているし、経済的に厳しい昨今の状況も日本の現実と似ているような気がして。
すごくつらい気持ちになりましたね。
これがまかり通ってしまったら、お金があっても絶対に結婚できないタイプの人まで結婚できてしまうので。
でっぱりんじゃないけど、”無理”です。
トラウマレベルの映像で気分が悪くなりましたが、こういう現実があることを知れて良かったです。
一秒でも早くこういう文化は無くなってほしいです。
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